故人が残した部屋を片付けるときに知っておきたいこと
2023.8.25
遺品整理は
誰かが亡くなると、必ず行わなければならないことが遺品整理です。遺族が中心となって行うことが多いのではないでしょうか。
また、相続に関わることでもあるため、可能であれば遺族を中心に遺品整理をしたいと思うものです。
しかし、遺品整理のための部屋の片付けに、十分な時間と労力を費やせないことは少なくありません。
また、故人の部屋の片付けをしていると、精神的に大きな負担になることも多いです。しかし、故人が住んでいた場所の退去日が迫るときなどには、部屋の片付けを行わなければなりません。
そのようなときには遺品整理業者に遺品整理を手伝ってもらう方法があります。
今回は、故人が遺した部屋の片付けや遺品整理について、どのように進めれば良いのか詳しく解説します。
遺族が遺品整理をするときは
遺族が遺品整理を行うときには、部屋の片付けができるだけではなく、遺品整理をしながら故人へを悼むことで、気持ちの整理ができます。
部屋の片付けで出てきた思い出の品に思いを馳せながら、一つずつを整理することで、遺品だけではなく気持ちも整理できるのです。
故人との時間を大切にして、新しい日々を始めるきっかけになることも多いです。
また、遺族で遺品整理をすれば、遺品整理にかかる費用を抑えられます。加えて、相談しながら遺品整理ができ、間違えて処分してしまう可能性も減らせます。
ただし、遺族で遺品整理をすると、思い出に立ち止まったまま動けなくなることもあります。
ほかにも、どのように処分や保管をすれば良いのかわからないものの仕分けに困ったり、大きな荷物を自分たちで動かしたりしなければなりません。
加えて、遺品整理に参加できない相続人がいる場合には、遺品整理をする日時などをあらかじめ知らせておき、遺品整理をしてどのようなものが出てきたかを報告しなければならない場合もあります。
ポイント
複数人の遺族で遺品整理を行うときは、それぞれが別々の部屋の片付けをしたほうが効率が良いと思う人が多いでしょう。
しかし、実際には、同時にいくつもの部屋の片付けをするより、1つずつの部屋の片付けをしたほうが良いです。
遺品整理は持ち主がいないものの片付けです。
そのため、自分では処分や保管の判断ができないものが少なくありません。また、遺品では相続に関わるものもあるため、間違えて処分してしまうとトラブルになります。
複数人の遺族で遺品整理を行うときには、部屋のすべてを取り出して、一緒に遺品整理をすることがポイントです。
困ったときには
遺品整理は、非常にプライベートな内容を含む作業です。そのため、故人をよく知る遺族のみで部屋の片付けを行いたいと思うのは当然かもしれません。
しかし、十分な時間や労力が取れないときや、物が多くて部屋の片付けが進まないとき、故人が住んでいた場所の退去期限が迫るときなどには、遺品整理のプロに助けてもらいましょう。
遺品整理業者に遺品整理を依頼すると、プロのノウハウで迅速に作業を進めてくれます。大きく重い家具などの搬出や運搬、不用品の処分を依頼できるため、作業は1日程度で完了することがほとんどです。
また、保管方法に困った遺品があるときには、どのような方法で保管するべきかアドバイスをくれたり、供養の必要があるものは適切な場所を教えてくれたりします。
必要に応じたサービスもある
遺品整理業者は、単に故人が残した部屋の片付けをして、遺品整理を手伝ってくれるだけではありません。
不要になったものの、まだ使えるものは買い取りサービスを行っている業者もあります。買い取り金額は、遺品整理にかかる費用と相殺できる場合もあり、出費を抑えられます。
ただし、すべての遺品整理業者が買い取りサービスを行っているわけではないため、買い取ってほしいものがあるときには、サービスに対応している業者であるか、あらかじめ確認しましょう。
また遺品整理業者のなかには、故人が住んでいた場所の退去にあたって、清掃を請け負ってくれるところもあります。遺品整理がすべて終わったあとで、汚物や異臭などを掃除してくれるのです。
依頼しようとしている遺品整理業者にどのようなサービスがあるのかを確認して、必要に応じた遺品整理業者を選びましょう。
まずは見積もりを貰う
遺品整理業者に、部屋の片付けを依頼するときは、まず見積もりを取りましょう。
可能であれば、同じ作業内容で複数の業者から見積もりを貰うと、費用やサービスの比較をしやすいです。
見積もりでは、何にどれだけの費用がかかるのかを確認しましょう。料金形態が明確でわかりやすいかがポイントです。
また、基本料金は安く設定していても、追加料金やオプションサービスを依頼しなければ作業をしてもらえない悪質な業者もあります。
故人が大切にしていた遺品の整理を依頼するわけですから、やはり誠意を持った業者に対応してもらいたいものです。
悪質な業者への依頼を避けるためにも、見積もりでわからないことがあるときには、しっかりとした説明を求め、丁寧な対応をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。
よくわからないまま、作業を依頼するとトラブルの原因になるため、納得して依頼することがポイントです。
ポイント
遺品整理業者では、部屋の片付けを行う日時を希望に合わせてくれることがほとんどです。
指定した日時までに、大きな仕分けを行い、触られたくないものなどを一見してわかりやすくしておくと、作業がスムーズに進みます。また間違えて処分してしまったり、あとからどこへ行ってしまったかわからなくなったりするということが起きません。
ほかにも、処分してほしいものや、部屋を片付けるときに相談してほしいゾーンなどをリストにしておくと作業が進めやすいです。
また、可能な限り仕分けしておくと、遺品整理業者の作業量が減るため、遺品整理にかかる費用を抑えられる場合があります。
まとめ
故人が残した遺品は、残された遺族で整理したいと考える人が多いかもしれません。
しかし、故人が住んでいた部屋の片付けや遺品整理に十分な時間や労力が取れなかったり、精神的な負担を大きく感じたりすることは多いものです。
そのようなときは、遺品整理のプロである遺品整理業者に部屋の片付けを依頼してみてはいかがでしょうか。
遺品整理業者では、故人を悼み、遺された遺族の気持ちに寄り添いながら、一つひとつ丁寧に作業を進めてくれます。
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